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2012-07-28

相手との距離感の話

マイケルサンデル教授の本を読んでいて、彼はこれまで中立的と思われている
距離が決して中立的ではないということを書いていました

私は最近東京にいることが増えてきているのですが、東京で滞在する中で感じること
それは距離の違いであり、ほぼ全員が他人同士、そして圧倒的な大人数の中で
踏み込んで他人を思うことに必然的に躊躇は生まれるなと・・・

そこに生まれる相手との距離感が当たり前の中、「物からいずれ人へ」と訴え続けても
人によってはなかなか受け入れづらい人もいるのかもしれません

また人によってはボランティアという「行動」、写真という物への「行動」が積み重なり
自分のアイデンティティーになって来ているのかなって思う人もいらっしゃいます

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アイデンティティーとは

「人格における存在証明または同一性。ある人の一貫性が時間的・空間的に成り立ち
それが他者や共同体からも認められていること。自己の存在証明」
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表立っては異論を唱えなくとも、一年半経つ今、徐々にそういった部分が表面に
出てくる時期かもしれないなと色々な人と接して感じることがあります




小学生の感想文を送ってもらう機会がありました
そこに書いてくれていたことを紹介します

「被災地の人たちは、津波や地震で家や友達、家族やいろんなものを失って、もし自分が
そうなったらどうするのかと思うと、その時自分はどうするのか想像ができなくなります。
でも被災地にはそういう人がたくさんいると考えたら悲しくなってきます。だからパネルを
見て、今自分は幸せだと思います」

人の気持ちを想像する力とは自分に当てはめて考える力
そこから生まれる純粋な部分
それを元に、配慮や自分がいつまでも出来ることを改めて考える
その結果が写真洗浄であって欲しいと思います


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